チャプター 43

嘆願の集い

マーク視点

ダークストーン族は、俺が子どもたちにもたらした新しい希望に、いまだ興奮でざわめいていた。薬草と鞣した皮の匂いが風に残り、かつて沈黙とすすり泣きしかなかった場所に、子どもたちの笑い声が響いている。

ついさっき終えた治癒の儀の余熱が、まだ手のひらに残っていた。羊皮紙みたいに薄くなっていた骨の、か弱い少年が今はまっすぐ立ち、歯を全部見せてにかっと笑っている。

ここでは俺のことを、いろいろな名で呼ぶ。

月の息吹。

癒やし手。

女神の贈り物。

けれど俺は、ただのマークだ。助けたいと思う少年で、なぜ自分がいるだけで奇跡が起きるのかもわからない。ただ、それが正しいこと...

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